御利益体験談
第12集

心臓病

大阪府UR

(平成14年6月)

 有り難いこの蓮華院様とのご縁は、御開山大僧正様が御在世の時、私の母・寺西輝恵がご縁を頂いたことに始まります。千人塚には自分だけでなく、両親も実家・婚家・親族・長女の私や長男など、たくさんの身内をお願いし、一生懸命信仰し、死ぬまでお縋りをさせて頂いておりました。亡くなりましてからも、毎月追善供養を至らぬながら私がお願いさせて頂いて、ずっと今もお世話になっております。

 母が頂きましたご縁のお陰で、私も御開山大僧正様の時からお縋りさせて頂き、以来ずっと御加護の中で生きさせて頂いております。長年の間、子供達が発熱したと言ってはお世話になり、風邪をひいたと言ってはお世話になり、悪い夢を見たと言ってはお世話になり、叔父が病気になった時もお世話になり、その度に安心を与えて頂き、蓮華院様のお陰で今日を迎えさせて頂いております。

 私は、誠にお恥ずかしい不肖の信者でありまして、御開山大僧正様にもお世話になりながら、その時分はまだお参りに上がったことがなく、夢の中でお姿を見させて頂いたというのもおそれ多いことですが、蓮華院様のご縁を頂きました初めの頃、高熱が出て苦しい時、大きな龍と一緒に御開山大僧正様が舟に乗って来て下さいました。

 真如大僧正様の時、帯状疱疹になり、初めて蓮華院様へお礼参りに寄せて頂きました。それ以来、年に一度はお礼参りに寄せて頂くようになりました。どれだけお世話になって助けて頂いていますか分かりません。本当に有り難うございます。毎日毎日日々お世話になっていますので、何からお礼を申し上げてよいやら分かりません。

 昨年五月に、二回目の心臓手術を受けましたが、十三年前に一回目の心臓手術を受けています。(弁膜症です)

 一回目の時は、僧房弁と大動脈弁をそれぞれ人工弁に取り替え、三尖弁の修整でしたが、蓮華院様のお陰で少しも恐いなどと思いませんで、「守っていて下さるから大丈夫」と安心しきって手術を受けることが出来、術後も病院のベッドで有り難さに涙が溢れました。

 昨年二回目の時も、少しも恐がる思いなどなく、「皇円大菩薩様、開山大僧正様が守っていて下さる」と安心でした。お身ぬぐい式の時授かりました白布と、仁王様の手ぬぐいを頭の下に、恐れながら敷かせて頂きました。少しでも大菩薩様のお側に、身近にいたかったからです。いざ手術の時も、看護婦さんに頼んでおきましたので、ICUでも枕の所へ置いて下さいました。

 一回目の手術の後は半年程で元の職場に帰らせて頂き、元気に働かせて頂きましたが、二回目の手術(大動脈弁の取り替え、三尖弁の修正)の時は、十三年分私も年を取っていますので、手術のあとの快復も遅く、二週間経っても心不全の状態で、心拍数も40しかなく、とうとうペースメーカを埋められました。

 その二週間は心不全の状態ですから、息も苦しく折角手術して頂いたのにどうしてと、心理的にも苦しく悩みました。そんな時眠れないで、けれどうつらうつらとしていました時、夢の中で奥之院の露座の皇円大菩薩様の大佛様の左腕の中で、赤児のように小さく丸まって寝ている自分の姿を見せて頂きました。書きながら、今も涙が溢れます。有り難くて嬉しくて、私はそれから眠れない時はその夢を思い浮かべて眠りました。

 また別の夢では、奥之院の五重塔の撫で佛様の心臓の辺りが窓のように四角に開いていて、中に機械のようなものが入っています。お姿を夢に見せて頂き、「ああ、皇円大菩薩様はこんなにして私の痛みをとっていて下さるのだ」と思い、申し訳なくて仕方がありませんでした。

 今年四月十三日にお礼参りに上がりました時は、申し訳なくて撫で佛様のお胸の辺りを「すいませんでした。有り難うございました。すみませんでした」と撫でさせて頂きました。お背中も、「有り難うございました。すみませんでした」と撫でさせて頂きましたが、本当は抱きついてお礼が言いたい思いでした。

 二回目の手術の前年、長い間の念願でした龍火くだりに初めて参加させて頂きました。その時、本院に着いて自分のボンボリの灯りが消えているのに気が付きました。皆様のはあかあかと灯が瞬いていますのに・・・。私は途端に気が落ち込み、「ああ、私もこれまでか。間もなく死んで逝くのか」と思いました。

 けれど、その翌年の大きな手術も無事過ごさせて頂き、こうして元気に動かせて頂いていますので、あの時気が落ち込んで悲しかったけれども、たとえボンボリの灯が消えても大丈夫だから心配しなくても良いと思いました。

 車の御守りも頂いて、いつも御守護頂き、火難除けのお札も頂いて、近所の火事の時も助けて頂き、お礼を申し上げることばかりでございます。盗難除けのお札も頂き、事なきを得させて頂いております。

 いろいろお礼を申し上げることが一杯でございます。皇円大菩薩様、開山大僧正様、真如大僧正様、貫主大僧正様、蓮華院の皆様方、本当に有り難うございます。

 まだまだ書きたいことが一杯の気が致しますが、支離減裂でどうぞお許し下さいませ。お送り下さっている大日新聞を、いつも待ち遠しく有り難く拝読致しております。貫主僧正様の御法話を心に沁みて拝読し、自分を持ち直しています。有り難うございました。乱筆、乱文お詫び申し上げます。合掌  

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