2002年11月25日第178号
幸福ニュース

【 ゼロ・ベース思考 】

(『人材を人財に変える』ブライアン・トレーシー著、きこ書房)

 ゼロ・ベース思考というのは、すべてをゼロから出発して考える考え方である。このゼロ・ベース思考というのは、自分の立場を明確にする簡単な方法であり、問題解決の簡単な方法である。これは、いままでにしてきた決定をご破産にした場合、もう一度同じことをするだろうかと、自分に問いかける方法である。

 ゼロ・ベース思考で現状を見直すと、例えば、このように考えてみるのである。「もし、今の彼とつきあっていないとすれば、今から再びつきあい始める気持があるか?」「いま、現在の商品やサービスを販売していないとすれば、いまからそれと同じ商品やサービスの販売を開始する意思はあるか?」

 「いま現在の市場とかかわっていなかったら、いま現在の金融機関とかかわっていなかったら、いま現在の仕入先とかかわっていなかったら、いまから現状のような取引を開始するつもりはあるか?」

 こうしてゼロから出発する。もし新しく始めるという意思がないなら、次にとるべき行動は、それと手を切ることである。

 また、人事問題にこのゼロ・ベース思考を適用するなら、「いまこの人間について知っていることをそのとき知っていたとしたら、はたして採用したであろうか? このポジションにつけたであろうか?」ということになる。それを自分に問いかけてみることだ。

 もし答えがノーだったら、つまり、現在のような彼だったら採用しないし、今のポジションにはつけておかないだろうという結論が出たら、次の問題は、いかにしてその人物を他へ移すか、降格するか、解雇するかということになる。

 なぜなら、その人間をそのままにしておけば、職場の状態は悪くなるばかりである。その者の部下はくさり、やる気をなくす。公正に評価されない、真面目に働く者が馬鹿をみる職場では、組織が腐り、崩壊していくのである。そして、それが他の部門へ伝染していき、怠け者ぞろいの、悪い仕事の習慣が定着した職場になり、ついには倒産ということになる。

 無能者や不適格者ではなく、上司がいなくても任せられる者を役職につけるべきである。組織は外部からは崩壊しない。内部から崩壊するのである。経営は、理を先にし、それに情をつけるべきで、逆にしてはならない。

 仏教は、ゼロ・ベース思考である。般若心経の中心テーマ「空(くう)」は「無執着」という意味である。もっとわかりやすく言うと、次のようになる。

 「とらわれすぎなさんなよ。かたよりすぎなさんなよ。こだわりすぎなさんなよ。とらわれないということにすら、とらわれすぎなさんなよ。宇宙のように広い心、水のように柔らかい心を持って、毎日生きていきましょう。」

 年末です。ひとつ、ゼロ・ベースで全てをごわさんにして考え、三年先、そして、来年の計画を立ててみては如何でしょうか。(終)

【坂村真民詩集】

《 七字のうた 》

よわねをはくな
くよくよするな
なきごというな
うしろをむくな

ひとつをねがい
ひとつをしとげ
はなをさかせよ
よいみをむすべ

すずめはすずめ
やなぎはやなぎ
まつにまつかぜ
ばらにばらのか

【仏語集】

 人には、迷いと苦しみのもとである煩悩がある。この煩悩のきずなから逃 れるには、危険から遠ざかることである。賢い人が、荒馬や狂犬の危険に近 づかないように、行ってはならない所、交わってはならない友は遠ざける。 このようにすれば煩悩の炎は消え去るのである。(聖求経)

-------------------------------------------------------

☆ご意見、ご感想、ご投稿をrengein@uproad.ne.jpへどうぞお寄せください。☆

【「幸福ニュース」無料購読申し込み 】

*あなたも メールマガジン「幸福ニュース」を購読しませんか。費用は、無料です。 下記に登録するだけで、E-MAILで毎月3回自動配信されます。

メールマガジン登録

電子メールアドレス(半角):
メールマガジン解除

電子メールアドレス:

Powered by Mag2 Logo

女性のためのメルマガストア「ティアラオンライン」

□インターネット・エクスプローラーでご覧になられることをお勧めします。□

バックナンバー

第177号 それでもなお、人を愛しなさい

第175号 生きる喜び

第173号 信なくんば立たず

第171号 極楽のあまり風

第169号 ご先祖様から見た私

第176号 「有難うございます」

第174号 きっと芽が出る人の法則

第172号 父母兄

第170号 アル中の夫と私

第168号 自己を自覚する

幸福ニュース・バック・ナンバー(第121号以降)

幸福ニュース・バック・ナンバー(第71号〜第120号)

幸福ニュース・バック・ナンバー(第1号〜70号)