2003年5月1日第193号
幸福ニュース

【幸せになる考え方】

 今回は、幸福になるための素晴らしい本を紹介させていただきます。生涯納税額日本一を目指しておられる斎藤一人氏について書かれた「斎藤一人の百戦百勝」(小俣貫太著、東洋経済新報社)です。単に商売人のみならず、サラリーマンや家庭の主婦の方にも読んでいただきたい本です。

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【幸せになる考え方】

(A)人生とは魂の修行である。全ての生活、全ての経験は魂を向上させるためにある。人間は幸せになるために生れてきた。困難や問題は神仏からの課題であり、それを乗り越えれば、魂が向上する。人生は苦しむためではなく、楽しむためにある。それには人生が楽しくなるように、物事の考え方を変えていけばいい。辛いことや嫌なことも、自分の考え方を変えれば、良い方向へ転換できる。

(B)商人が魂を向上させて、正しい商売のやり方をしていると、神様は報酬を与えてくれる。それが儲けである。

(C)サラリーマンや主婦も見方を変えれば、皆、商人であるが、それに気付いていない人が多い。

(D)考え方を前向きにする。困ったことは起こらない。困難に感謝する。「不況さんありがとう。あなたのお陰で、これだけしか実力がないとわかった。もう一度勉強しなおすよ。」自分が間違った考え方をしていると試練で苦しむ。その考え方を変えれば、必ず困難は解決する。神様はその人が解決できないような試練を与えない。神様が与えてくれたものにいつも感謝していれば、必ずどんな課題も乗り越えられる。

(E)商売は「何でもあり」の格闘技で、エキサイティングな仕事である。ただし、悪いことや法律違反はいけない。

(F)お客さんの求めている以上のものを提供するのが商人の使命。「商いとは、商人ではなく、『お客さんが飽きない』こと。」間違った道をいくと困難ばかり。商売が上手くいかないということは「何か変えろ」という神様からのメッセージ。それを乗り越えるには、「素直さを持つ」ことである。

(G)商人にとって全ての人がお客さん。24時間いつも商人でいる。全ての人にいつも感謝の気持で接するのが商人の仕事。笑顔・謙虚・感謝の言動をする。

(H)商人としてのプライドを持つ。お金儲けは世の中のために良いことである。ボランティアと、商人としての仕事とを混同しない。

(I)ケタの違う儲け話に目をくらまされない。一億円稼ぐより百万円損しない方が大切である。

(J)名誉欲は商人を引っ掛ける罠である。名誉欲をそそる言葉に乗らない。地位に踊らされない。銀行の口車に乗らない。大向こうをうならせるようなことをしない。

(K)明るい人になって自分を「観光地」にする。笑顔は心を明るく前向きにする。いつも楽しく幸せだと思えるようにするには、何よりも笑顔でいることが大切です。少々強引にでも、顔の筋肉を笑顔になるよう動かしていれば、そのうち心の方も明るく変わってくる。笑顔でいることは、努力と工夫で出来る。

(L)出金を削り、知恵を出す。今あるもの・現状を活かすのが商人の知恵。

(M)ドミノは手前から倒す。近い人・所から始めて、遠くへ広げていく。

(N)人を指導することは出来ない。向いていない人を辞めさせ他所へ生かせるのも愛。指導してやろうと思っていると、指導しないと使えないし、育たないような人が来る。真面目で仕事の出来る人は最初からそうだし、信用や信頼を大事にしない人はいくら指導しても変わらない。特に何もしなくても育つ人は勝手に育つし、育たない人はいくら教えても育たない。それが骨身にしみるまで、使えるようにならない人が、何度でもやって来る。

(O)日本には「皆さま」と「おかげさま」という神様がいる。売るときには、「皆さん」という言葉を使って、安心感を与える。褒められたら、「おかげさま」という言葉を使って、決して威張らない。威張りや驕(おご)りは流れを見失い、必ず判断が狂う。

(P)お金のために頭を下げない。お客さんへの感謝で頭を下げる。

(Q)お客さんから何度でもお金を取れる、つまり、リピーターの多いのがいい店である。

(R)屏風と店は広げすぎると倒れる。

(S)忙しいともっと商売が上手くいく。暇だとますます商売に支障が出る。お店を忙しそうに見せろ。

(T)お金を大切にすると、お客さんの大切さもわかる。お金に差は無い。一円玉も五円玉も百円も千円も大事。そう思わないと一万円札は入ってこない。一万円使うお客さんも百万円使うお客さんも同じで、命と同じくらい大事なお金を出してくれているのだから、金額の大きさで差をつけてはいけない。

(U)競争を嫌がらないことが大事。今の状況は100年続く。自分たちが生き残れば、日本も生き残れる。商人が時代を読み、知恵を出せば、不況は終わる。

(V)官僚の計画はこれからも当たらない。経済を再生できるのは商人だけ。政治家や官僚などあてにするな。

(W)未来は向こうからやって来る天命。「人事を尽くして天命を待つ」のではなく、「天命を信じて、人事を尽くす。」天命は人事を尽くせば乗り越えられる。問題とはチャンスである。

(X)上手くいかない事があっても、失敗ではなく小さな成功だと考える。「電球のフィラメントに向かない物質をいくつも発見した記憶はあるが、失敗した覚えはない。」(エジソン)

(Y)仕事を十倍簡単にすれば、収入が十倍増える。収入を十倍にするには、同じやり方で量を増やそうとしても不可能で、仕事の質を変えるしかない。今より十倍簡単にやれないだろうかと考えるのである。

(Z)言葉には波動があり、言葉を変えると自分が変わる。良い言葉を1000回以上言うと自分が変わる。「ついてる」を一日100回、十日間続ける。1000回を超えると自分が変わってくる。継続する。(終) 

【坂村真民詩集】

《 試練 》

試練は

鞭ではない

愛なのだ

慈悲なのだ

【仏語集】

 信と謙と慚愧(ざんき)と努力と智慧とはこの世の大きな力である。このうち、智慧の力が主であって、他の四つは、これに結びつく従の力である。(パーリ、増支部)

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