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2020年02月19日幸福ニュース第805号
『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した私の「超・独学術」』(上)

『ハーバード・ジュリアードを首席卒業した
私の「超・独学術」』(上)

(廣津留(ひろつる)すみれ著、(㈱KADOKAWA)

 
大分県出身の女子高校生が、ハーバード大学のみならず、音楽界では超有名な名
門校ジュリアード音楽院(ニューヨーク市のリンカーンセンター内)も首席卒業しました。
 
それを可能にした生活方針や学び方やアメリカの大学および学生生活に関して詳しく書かれています。学生のみならずビジネスマンの方々にも参考になると思います。
 
(1)生活の中心はバイオリンだった。ハーバードを意識したのは高校2年生の3学期から。私の望みは「学業と音楽の両立。」「こうありたい」願望は常に頭の中にあり、それを叶える手段と出会えば、そのつど照準を合わせて、一気に集中するスタイルを貫いてきた。何事も「無理だ」ではなく、「できるかも?」から始める。限界をあまり意識しない。
 
(2)高校1年の時、イタリアで開かれた国際音楽コンクールで優勝した奨学金で、翌年、全米バイオリン演奏ツアーを行った。その時、ハーバード大学のキャンパスツアーに参加した。ハーバード大学は、課外活動を奨励する校風だった。
海外からの留学生が1割を占める多文化性や多様性にも強く惹かれた。また、全寮制で他の学問を学ぶ人と密に接触できる点も大きな魅力だった。
 
(3)高校2年の2月にハーバード受験を決意した。アメリカの大学は入試一発勝負ではない。リーダーシップや仲間を尊重する姿勢、社会に貢献する姿勢、独自の個性や専門性、体力やメンタルのタフさなどの要素を高レベルで有しているかが問われる。高校3年間の成績、学年順位、高校の推薦状、SAT(米国の科目別大学進学適正試験)。英語圏の受験生と同等の英語力が必須。課外活動の成果も問われ、突出した技能や専門性は「あって当たり前」の世界。最後に小論文(英語)2本とスカイプによる面接も。1年間の受験勉強で合格した。
 
(4)1年目は言葉の壁に四苦八苦した。ハーバード大学生数は約2万人強だが、授業は原則15人程度の少人数制で行われる。積極的に発言しないと評価は得られない。発言して初めて出席が認められる。授業内容が分からずピンチだった科目の教授に相談して、補習でフォローしてもらった。1年後には言葉にも慣れた。「解りません」「助けて」を堂々と言えることも、初めての環境を生き抜くうえで不可欠。寮の食堂には真夜中でも誰かがいて勉強しており、分野は違うが勉強仲間は強い味方であり励みだった。
 
(5)社交術は見よう見まねで会得した。ハーバード大学は「世界のリーダーになる人材を育てる場所」を自任している。その為に、フォーマルな社交の場を数多く設けて参加を促している。積極性が求められる。名門家庭の子女の振る舞いを参考にした。肝は「自信がなくても自信ありげに振舞う」事。
 
(6)入学時に文系・理系を決める必要はない。1年目は何でも学べる。専攻を選ぶのは2年生から。音楽とグローバル・ヘルス(世界健康学)を選んだ。世界中の様々な健康問題を調査し、対処法を創出する学問。例えば、「エボラ出血熱のワクチンを作るための血液サンプルをどう集めるか」というようなテーマをチームで調査、研究、発表する。「既にある正解を見つける」力ではなく、「正解を創り出す」力が常に問われ、問題解決力が鍛えられた。
 
(7)音楽学科で作曲等を学んだ。実技の授業はなかったが、課外活動として、3つのグループでバイオリンを弾いていた。弦楽アンサンブルでは部長を、Harvard  Radcliffe Orchestraではコンサートマスターを務めた。「一つ一つの仕事を丁寧に行う」事の大切さを実行し続けた結果、ヨーヨー・マとハーバード大学で共演できた。
 
(8)誠実さ、貴重面さは学問でも音楽でも重要。ハーバード大学やジュリアード音楽院の大学院で首席を取れたのも、こうしたことの積み重ねだった。授業で発言し、教授とこまめにコミュニケーションを取る事が、いざという時に力を発揮した。首席の決め手は卒業論文のシステムを変える提案をしたことにあったと思う。また、アメリカでは勉学に秀でるだけでなく、アートに関しても優れた感性を持つことが重視される。
 
(9)ハーバード大学で首席を取ると別の景色や山が見えて来て、バイオリンをさらに極めたくなり、ニューヨークのジュリアード音楽院の大学院に進もうと考えた。私もやってみてダメだった事も多い。その場合は、さっさと方向転換し、また別の景色を探す。確かなのは、「試す前から諦めない」事です。
 
(10)ジュリアード(学生数850名)とハーバード(学生数約2万名)は対照的な学校だった。ハーバードは常に複数のタスクを並行させる生活で、スケジュールはいつも真っ黒にうまっていた。ジュリアードも多忙だったが、一つの事にどっぷりつかる事が多かった。しかし、私は音楽一辺倒にならないように心がけ、精力的に活動し、学内のオーケストラでコンサートマスターも務めた。このため、演奏技術だけでなく、リーダーシップも発揮する必要があった。これらの積極的な姿勢も評価され、ジュリアードでも首席が取れたのだと思う。
 
(11)激動の時代を生き抜く智慧「専門性は2つ持て!」
ハーバード生は企業に就職したらゴールとは考えない。多くの場所を経験し、突出した技能を複数持つことが、今後のビジネス界を生き抜く智慧だと考えている人が多い。3つの専門分野があれば最強かもしれない。
 
(12)ハーバード生は「作業効率」という言葉が大好きで、「最短で最大の結果を出す方法は何か」を常に考えて行動している。毎晩「明日のTODOリスト」を作るのを日課にし、優先順位を決め、重要でないことは省略し、済んだら消すことに快感を覚えていた。日々の多忙さを「タスク」という敵を倒すゲームのようにとらえているので、消すたびに達成感と高揚感が得られるのが嬉しい。
 
(13)「私の人生に必要な事とそうでない事を意識する」事が大事。
音楽と勉強が私の二本柱。高校3年時、ハーバード受験勉強中は、「日本の国立大学入試対策問題」が毎日の学校の宿題だった。SAT用英語とバイオリンの練習に加えて宿題までこなすのは至難の業だったので、高校の宿題は添付されている回答を丸写しという形で勉強した。こうして、ハーバード受験準備にかける以外の時間をとことん圧縮するという合理的な解決法をとった。
 
(14)タスクを「したいこと、そのために必要なことに絞り込め」ば、熱意が追い風になって、時間を濃く使え、成果にも表れる。勉強も仕事も、意味のある事だけに打ち込めたら、人生全体の幸福度も各段に上がる。不要な事に時間をかけるのは、モチベーションの上でも悪影響が生じる。
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https://www.rengein.jp/notice/?id=20190311144606
(電話0968-72-3300  Eメールnaikan@rengein.jp
 
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(15)試験勉強は「先ず全体を概観し、それから反復する」のがよい。
全体像をつかんで初めて時間配分が出来る。重要ポイントも解る。あとは、何回か反復勉強する。
 
(16)ハーバードでは毎日のように出される課題「エッセイ」がある。一つのテーマについてリポートを10ページ位にまとめる小論文。テーマを的確にとらえる為のリサーチ力と、独自の切り口や見解を創り出す思考力が求められる。まず、「マイ締切り」を設定するのがハーバード流で、多いのは「一日以内」、早い場合は「5分後」に何らかの方針なり骨子を教授に見せる。ハーバードは「質問すればするほど評価が上がる文化」なので、教授に質問すればするほど良い。「素早く何か考え付く」力が鍛えられる。
 
(17)時間管理ツールはスマホとパソコン。アイデアノートは紙を使っている。日記も毎日つけている。日記にはネガティブなことは殆ど書かない。日記のトーンは全体的にハッピー&ポジティブ。頭の中にある事を言語化して外に出し、脳にスペースを作る。そして、時々立ち止まって、大きな視点で自分自身を振り返る時間を持つ。
 
(18)仕事や用事や勉強は私の場合は緊急度を基準にし、締切の一番近いものから始めるというルールにしている。将来身につけたいものは、日課に組み込んでしまう。隙間時間にやる事も用意しておき、「濃い5分」を積み重ねる。仕上げる時間の単位を短めに設定すると有効。例えば、「あと3日で課題1本を仕上げる」ではなく、「1時間で概要をまとめる。」
 
 
(19)何かを始める前に「選択と集中」することが重要。「不要な事はカットする」という考え方は、「時間管理術」であると同時に「集中術」でもある。メリットの小さい事は捨てるべき。得意な人に頼む方法もある。自分は何がしたいのか、したくないのか、その原点にこまめに立ち返ることが大切。
 
(20)明確な目標は集中力に欠かせない。整理整頓の習慣が役に立つ。机に向かう時は、机回りをきれいにしてから始める。何かを始める時は、視界に入る範囲だけでも軽く片付ける。頭の中も整理される。(続く)
 
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【坂村真民詩集】
 
『 力のかぎり 』
 
その力は小さくても
力のかぎり
生きてゆこう
その愛は小さくても
せい一ぱいの愛を傾け
生きてゆこう
時には切なく
生きる力を
失おうとする時があっても
力をふりしぼって
生きてゆこう
二度とない人生なのだ
 
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【仏 語 集】
「智慧の剣をもって愛欲のつるを断ち、利害と損得と、たたえとそしりとにわずらわされる事がなくなれば、安らかな日を得る事が出来るのである」(パーリ、長老偈註)
 
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*TEDx動画『3つの質問で幸せになる」
“The Way to Happiness by Three Questions”(日本語音声)

(English, Dutch, Russian, Japanese transcripts)  
https://www.youtube.com/watch?v=4PN9A5daBM0

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