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2020年03月24日幸福ニュース第810号
『感染症パニックを防げ!リスク・コミュニケーション入門』(下)

『感染症パニックを防げ!リスク・コミュニケーション入門』(下)
(岩田健太郎著、光文社新書)


23記者会見では、「現状分析」と「目標」を設定し、伝える。目標をきちんと理解してもらう事が重要。あとは、その目標から逆算して作り出した「計画」を開示する。記者会見では、「何を恐がり」「何を怖がらなくてよいか」を明確にする。。記者の質問やコメントは録音して、あとで、「言った、言わない」の問題が生じないようにする。必ずマイクを持ってもらい、質問を共有する。公表する内容は、本質的なポイントだけをまとめたA4一枚程度のサマリーを事前に作って置き、配布する。事態をメディアに理解してもらうように全力を尽くす。記者会見後は、そのサマリーを自らのホームページで発表し、可能であれば、全体の内容をYouTube等で発信すると良い。メディアによる情報の歪曲を防止できる。
 
24病院内でのリスク・コミュニケーション
組織内の会議でも、まず大事なのは「目標」を設定する事。そして、最終的な意思決定をする方法を決める。最終決定方法がどこにあるか分からないと、話し合って終わりという不毛な会議になりかねない。会議においては、必ず異論を言うチャンスを十全に提供する。エボラ出血熱のような感染症対策をテーマにする場合は、「今すぐ決めなければならない事」を先に決め、「後回しに出来る事」を後にする。理想的なのは、権限のある病院長がリーダーシップを発揮して、感染症対策チームに全権を委譲するのが良い。
 
25リスク・マネジメントの途中においても繰り返し、「目的」を明確にし、確認する。ともすると、日本人は「頑張る事」そのものを目標にしがち。また、部門間でお見合いして、仕事を譲り合い、漏れが生じない様に、感染症対策チームは目配りし、調整する。
 
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*TEDx動画『3つの質問で幸せになる」
“The Way to Happiness by Three Questions”(日本語音声)

(English, Dutch, Russian, Japanese transcripts)  
https://www.youtube.com/watch?v=4PN9A5daBM0

視聴者数は5,800名を超え更に伸びています。
 
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26情報は隠蔽されるとパニックを導く、情報はきちんと公開されるべしというのが、大原則。一般大衆を無視せず、根気よく何度でも繰り返して、静かに説得していくのが良い。
 
27パニックになった人々を相手にするには。
リスク(危機)とそれに付随する怒りの両方を考慮して対話をする。先ず、何に対して怒っているかを明確にする。あまりに「大丈夫だ」が続くリスク・コミュニケーションも疑念が提示される原因になる。ネガティブな側面や懸念材料などを誠実に吐露した場合の方が相手は信用してくれる。懸念が無視されている場合も、怒りや敵意が生じる。通常の生活からの変更を要求される場合も、怒りを惹起しやすい。
 
28記者会見の時、明らかにこちらに非がない場合は、謝罪してはいけない。謝罪する理由が明らかでないのに謝罪してはいけない。逆に過度の正当化も良くない。記者会見では、クリアな頭脳と持久力が大事なので、記者会見の前は、十分に睡眠や食事と水分をとり、トイレにも行っておく。質問に対する回答は、できるだけ「結論から」言うのが基本。その後、理由や条件を提示する。
 
29プレゼンテーション
先ず、プレゼンターを決める。バックアップの為にもう一人予備のプレゼンターもいる方が良い。充分な準備が重要で、スライドより、トーク(話)が大事。トークを何回も練習しておく。事前に機器類はチェックしておく。アクシデントが起こった時の事も考えて、プレゼンできるようにして置き、取り乱さない様にする。「メッセージを伝えるのに何が必要か」が重要だから、相手に関連のある内容とスライドを使い、話をする。リスク・コミュニケーションではとにかく相手に伝わる事が最重要。質疑応答も大切にする。応えられない質問には無理に答えなくても良い。自分の専門外の事に関しては、中途半端なコメントはしない。分かっていない事、曖昧な事も正確に伝える。信用されるような見た目や態度も大事。
 
30メディアとの付き合い方
メディアに対して、インサイダー情報を流してはけない。メディアとつき合いながら、メディア側の人間にならない、一線を引いて、節度ある人間関係に徹することも重要。取材の前に、「記事は必ず事前に読ませてもらい、確認してから掲載してもらう」事を伝えておく。メディアが間違った時は、必ず、具体的に訂正を求める。
 
31リスク・コミュニケーターは医学的知識と情報を最新のものにしておく。その為には英語力は絶対に必要で、勉強するしかない。また、英語で情報を発信する事も大事。リスク・コミュニケーションにおいては、たとえ話や比喩はできるだけ使わない方が良い。
 
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【坂村真民詩集】
 
『 仏 』
悲しみや苦しみがなかったら
仏は生まれてこなかった
 
悲しみや苦しみがあるから
仏は生まれてきた
 
悲しみや苦しみは
ガンジス川の砂のように多いから
仏も無数である
 
一心に称名し
一心に礼拝しよう
 
【仏 語 集】
 
「ものに、意味のないものと意味のあるものとの二つがあるのでなく、善いものと悪いものとの二つがあるのでもない。二つに分けるのは人のはからいである。はからいを離れた智慧をもって照らせば、すべてはみな尊い意味を持つものとなる」(仏昇とう利天為母説法経)
 
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*幸福ニュースバックナンバー
https://www.rengein.jp/koufuku/old.php
 
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お電話は0968-72-3300へおかけください。
 
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*「『人間には、不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと、人間はすぐに思い上がる。』(ツルゲーネフ)治療法の早い確立と薬の早期開発を切に祈ります。」(にこにこ和尚)
 

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