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2020年07月07日幸福ニュース第824号
「若い女性の内観」

「若い女性の内観」 

内観を始めて経験してみて、今まで気付かなかったことが、たくさん見えてきた。内観する前は、昔の事が思い出せるかさえ心配していたのだが、集中内観を終えてみると、やってよかったと思う。

 まず、母に対しての自分について調べてみた。母は仕事をしながら私を育ててくれた。どんなに忙しい時でも、幼稚園には必ず母はお弁当を作ってくれた。私は小さい頃、野菜嫌いだった。そのため、母は野菜を細かくきざんで肉と混ぜる等の工夫をしてくれた。本当に色々な工夫をしてくれて、苦労をかけてしまったと思う。

 小学校入学直後、人見知りな私は、見慣れない同学年の子となじめず、学校に行きたがらなかった。そんな私を母は、「大丈夫だから。」と、毎日私の手を引いて学校まで連れていってくれた。一時すると学校にも慣れ、友達もでき、学校に行くのが楽しみにさえなった。

 また、私は小さい頃から音楽が好きだったので、ピアノを習わせてくれた。毎週土曜日の午後がレッスンの日で、母は家事で忙しくても小学校低学年の頃までつきそってくれた。

 中学生になるとセーラー服になるのだが、最初リボンの結び方がわからずにいると、母が結んでくれたのを思い出した。中一の時、私が受験が不安だから、今から通信教育の教材をやってみたいと言ったら、こころよく「やってみなさい。」と言ってくれました。

 中3の受験の年は母に反発してしまって、「勉強しなさい。」の一言だけで頭にきてしまって、口をきかなくなってしまった事があった。私を思っての事だったのに、何故あんなふうにしてしまったのか、今考えると申し訳なくなった。

 高校生になってから、課外授業で早朝に登校することが多くなったが、それでも母は早く起きて、お弁当を作ってくれていた。

 部活動も忙しくなり、家にあまりいなくなったのだが、いる時は必ず学校はどうかと心配してくれた。

 関東の大学へ行ってみたいと相談した時、私は反対されるかと思っていたら、逆に、自分の行きたい所へ行きなさいと背中を押してくれた。

 無事、大学に合格し、一人暮らしするようになってからも、電話をくれたり、定期的に食料や日用品などを送ってくれた。就職が決まるまでも、あせらず、「いいよ。」と元気付けてくれた。

 こうして思い返してみると、お世話になったことは、数え切れないほどある。しかし、して返した事は、多少の手伝いをしたことぐらいだろう。迷惑や心配はいつもかけていると思う。

 でも心配して言ってくれたことを私は勘違いして腹をたてたこともあった。仕事と母親業とをこなしながら、私をここまで育ててくれた母に感謝の気持ちでいっぱいだ。今まで心の中では思っていても、口にだして「ありがとう」と何回言っただろう。数える程しかなかったと思う。これからは素直にありがとうと言い、家事なども積極的に手伝っていこうと思う。

 父に対しては、小さい頃、よく一緒に遊んでもらっていた。自転車の乗り方も仕事から帰ってから晩ご飯の間まで、何日もつきっきりで教えてくれた。かぜをひいた時もすぐに病院に連れて行ってくれた。小学校の運動会もかかさず来てくれて、ビデオにとってくれてたのを思い出した。

 小五の時は、私がずっと行きたがってたディズニーランドに、学校を休んでまで連れて行ってくれた。本当に嬉しくて楽しかったのを今でもよく覚えている。

 しかし、中学生になると父のことが好きでなくなり、一切口をきかなくなってしまった。それなのに父は、病気で寝込んでいた母に代わって、夏期講習のお弁当を作ってくれた。

 高校の時は、台風で学校から帰れなくなった私を迎えにきてくれたし、夜遅くまで受験勉強している私にコーヒーをいれてくれた。

 大学入学で家を出てからも、毎週のように電話をくれ、足りないものはないかと心配してくれました。私が何が必要だというと、何も言わず協力してくれました。

 大学を卒業し、就職が決まらなかった時も、父は知人などに仕事を紹介してくれないかと聞いてくれたようだった。

 ようやく就職が決まり、働き出した今でも父は、足りないもの必要な物があれば遠慮なく言いなさいと言ってくれる。

 父にどのくらいの養育費をだしてもらったか考えたら、約3千万円近い額を出してもらっているということが分かった。私は、その何十分の一、いや、何百分の一でもお返しができてるだろうかと考えると、何もできていないと思う。

 こんなにもしてくれている父をありがたく思うし、わがままで自分勝手な私をずっと見守っていてくれたことに対し、尊敬の念がわいた。

 これからは、こんなにお世話になっているんだという事を頭に入れて、感謝の気持ちを表していきたい。こんな私だから心配はつきないと思うが、いつの日か私が頼られる側になりたい。

 いつか誰からか聞いた話で、「自分は一人で生きてますか。それとも支えられて生きてますか。」という質問をしたら、みんながみんな、「支えられて生きてる。」と答えるそうだ。なのに、それを行動で表してる人は、ごくわずかだそうだ。

 私はその話を聞いた時、「そうかなあ。」という少し疑った気持ちでいた。しかし、内観を終えて、その話の言いたかったことがわかり、「そうだったんだ。」と納得できた。

 始めのうちは感謝していても、毎日続くとあたりまえになり、何とも思わなくなってしまう。そうではなく、いつも相手の気持ちになり、感謝するということが如何に大事かが分かった。

 よく考えれば、小学校の道徳の時間に習ったようなことなのに、すっかり忘れてしまっていたんだと思う。

 今までも自分は幸せと思っていたが、こんなにも周りの人から思われてたんだと知り、さらに幸せな気分になれたと思う。本当に内観をして良かったなと思っている。

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【坂村真民詩集】
「力のかぎり」
その力は小さくても
力のかぎり
生きてゆこう
その愛は小さくても
せい一ぱいの愛を傾け
生きてゆこう
時には切なく
生きる力を
失おうとする時があっても
力をふりしぼって
生きてゆこう
二度とない人生なのだ
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智慧の剣をもって愛欲のつるを絶ち、利害と損得と、称えとそしりとに煩わされることがなくなれば、安らかな日を得ることができるのである。(仏昇とう利天為母説法経)

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