2005年1月14日第255号
幸福ニュース

【 究極の損得勘定(1)】

 今回は、小林正観師の『究極の損得勘定』(宝来社)を皆様に紹介させて頂きます。師の今までの研究結果を集大成した、究極の幸福になる方法です。幸せになりたい方は必読の本です。

【 究極の損得勘定(1)】

a)幸せを手に入れる方法とは、幸せを手に入れようとしないこと。何かを追い求めている間は、ただひたすら苦しいだけです。幸せの宇宙構造とは、自分が今どれほど幸せか、ということに気がつくことです。例えば、目が見えることの幸せに感謝したことがあるでしょうか。今、自分が持っているものが、全部幸せなんだということです。そう思ったら、たくさん感謝することができます。

b)「幸せ」という現象が独立して存在することはありません。ただ、生活の中に幸せを感じるかどうかだけです。同じ現象を、ただ喜べるかどうかを考えているだけでも、まったく違った人生になります。楽しい事、人、物というものを追い求めなくても、日常生活に幸せを感じられるようになるのです。

c)「しあわせ」の語源は「為し合わせ」です。「仕合わせ」ともいいます。お互いにしてあげることが、「幸せ」の語源であり本質です。してもらう事だけ求めないで、見返りを求めずに自分からしてあげると幸せに近づきます。

d)天気に良いも悪いもなく、そう思う心があるだけなのです。現象はすべて「ゼロ=中立」であり、「そう思う心があるだけ」という見方をすると楽になります。般若心経の「色即是空、空即是色」とはそういう意味です。私の周りで起きる事は、すべて私のそう思う心があるだけなのです。ところが、人は自分をとりまく全ての事象について、淡々としていることは難しく、宇宙には本来「問題はない」のに、「問題」を自分で探し出し創ってしまうので、永遠に悩み苦しみがなくならないのです。

e)他人を変えようと思っても無駄で、なにひとつ解決しません。他人を変えることをやめましょう。「悟り」とは、「受け入れる」こと。自分の思い通りにしようと思わないこと。そうすると、悩み苦しみは全くなくなります。自分がどう生きるかだけに徹する。それが楽しそうで幸せなものであれば、必ず周りの人が影響を受け、あなたは、暗闇を照らす太陽のような人になれるでしょう。

f)最後まで残る怒り憎しみというのは、実は正義感から発生します。人格が97点になって怒らないイライラしない人になっても、落とし穴が待っている。「私はこれほど正しい人になり、これほど人格を磨いたのに、なぜ他の人はそうならないのか」という落とし穴なのです。だから、「正義感」「使命感」はあまり振り回さない方がいいようです。「カン」は振り回さずに、ゴミ箱へ。

g)地球や宇宙のリズムと合っている人の共通項は、常に口から出てくる言葉が、うれしい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてる、などの肯定的な言葉であることです。反対に、地球や宇宙を敵にまわしている人の共通点は、つらい、悲しい、つまらない、いやだ、きらい、不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句などの否定的な言葉を多く言っているということです。

h)否定的に生きると損、肯定的に生きると得。私達は怒っている時に吐き出した空気の中に、実はものすごい毒素を含んでいる。怒ると誰が一番被害を被るかというと、実は自分なのです。怒りは自分自身の体を壊すのです。だから、腹を立てない方が損得勘定としては、利口だということです。

i)愚痴を言って泣き言を言って宇宙に不平不満を投げかけていることが、結局は自分にとってものすごく損なのです。投げかけたものは返ってくるのです。好ましいものに囲まれていないという人は、自分がまわりに投げかけたものが好ましいものじゃなかったということです。喜ばれるように生きていると、喜びに囲まれることになる。かんたんな構造です。仕事もいやいやではなく、楽しくやるほうが良いのです。まず、愚痴や泣き言、悪口をやめましょう。

j)自分の口からでてくる言葉は、「言えば言うだけ、もう一度それを言いたくなるような現象が降ってくる」というのが、宇宙の法則です。聖書にも「はじめに言葉ありき。言葉は神とともにあり。言葉は神なりき」とあります。「嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてる」というような喜びの言葉を沢山言っていると、またその言葉を言いたくなるような現象が自分の身を取り囲むのです。

k)「−−−になりたい」「−−−が欲しい」と叫んでいる人は、その願いどおりにいつまでもその状態が続きます。「ありがとう」を沢山いつも言っている人には、また、「ありがとう」と言いたくなるような現象が起こります。「仏様、・・・・して下さってありがとう」と先にお礼を言いましょう。(続く)

【坂村真民詩集】

《 願い 》

花になろう

実になろう

喜ばれる

人間になろう

【仏語集】

正しいことさえ執着すべきではなくて、捨て離れなければならない。まして、正しくないことは、なおさら捨てなければならない。(楞伽経)

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