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2007年6月16日第389号
幸福ニュース

創刊10周年!皆様に心から感謝申し上げます。

【 『六十歳以後』(植福の生き方) 】

      今年から大量の定年退職者がでます。60歳以後の人生目標を 「70歳になったら、”心の美人”と理想の恋をすること」とし て、イキイキと愉快に楽しく過ごしている方がいらっしゃいます。 将棋連盟会長の米長邦雄永世棋聖です。今回は先生の最新刊をご 紹介したいと思います。50才以上の方は、是非ご一読下さい。

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【『六十歳以後』(植福の生き方)】(米長邦雄著、海竜社)

1)変わる事に積極的な人はいつまでも若々しい。
定年になれば肩書きがなくなる。収入も減る。しかし、自由にで きる時間は大幅に増える。60才からが本当の人生の始まり。今 こそ変わる勇気を持とう。

2)60才からの人生で大切なこと。
私利私欲のためにだけ生きることをやめること。世のため、人の ために生き、世の中から必要とされる人間になることである。そ して人生を終える時に「私は幸せだった」と心の底から思えるか どうか。

3)60才になったら、これまでのことを「捨てて変わる」こと が大事。「こだわり」や「とらわれ」を捨てる。

4)脳を若返らせるには、好奇心を持つ、感動する、体を動かす、 趣味などを仲間と楽しむことが最適。そうすると、前頭葉が活性 化され、意識をはっきりさせ、老けを追い出す。

5)夢を追い続ける”70歳の若者”を目指せ。
人が老いるのは、夢や好奇心を失った時である。年をとったから、 人は老いるのではない。夢を持つことを忘れ、変化することを恐 れるから老人になるのだ。

6)人は変わるものだという前提に立ち、その変わりようや変化 を自ら楽しむという気持ちがあれば、日々出会うものが、それま でとは違った顔を見せてくれる。新しい楽しみをもたらしてくれ る。

7)絶対的基準を持つ。
現状大肯定から出発し、60歳以降は、自分なりの絶対的な基準 を持つ。絶対的な基準とは、どうしてもこれをやりたいという強 い信念や願望のようなものである。

8)スランプ脱出法。
スランプの時には、ひとまず、そこから離れてみることが大切で ある。小さなことでいいので、生活のリズムを変えてみるのもい い。できるだけ早く気持ちを切り替えて、ゼロからスタートする という謙虚さを持つことが大切である。迷いや戸惑いを感じたら、 原点に立ち返ることが何よりなのだ。笑うことは、究極のスラン プ対処法である。

9)人生の女神は、ほほ笑みと謙虚さを愛する。
ギャンブルは勝ちを取り戻そうと焦った時が一番危ない。はしご 酒は最後の店が一番高い。人生は、興奮すべき時と冷静でいるべ き時があって、その違いがわかれば人生の達人である。形勢が悪 い時には、それを受け入れ、じっと反撃に出るためのエネルギー を貯える事。耐えるにしろ、動くにしろ、自分の感情や行動を冷 静に見極める目を持つことが人生においては大切。

10)引き際を見誤ると不幸になる。
武田信玄遺訓「(明日からの戦いの為)五分の勝ちをもって最良 となす。七分の勝ちをもって中となす。十分の勝ちをもって下と なす」

11)60歳からの幸福度は自分の物差しで決める。
70歳の時の幸せとは何かをイメージしておくことが肝要。他人 との比較、過去との比較は不幸を招く。未来を見つめていこう。 自分が幸せを感じながら生きられるかどうか。理想的なのは、他 人の喜びが自分の喜びになるような生き方。世のため、人のため に役立てることが望ましい。

12)欲が多いと、お天道様に嫉妬される。
長生きするためには、「やりたいことは一つだけにしろ」と人生 の師から言われた。能力があり、できるにしても、あれもこれも やるというのは、ダメである。東京都の教育委員を引き受けるに あたって、私は大好きなゴルフをやめることにした。人が何かを やるときには、少なくとも何かを失う。一つ手に入れたら、一つ 失う。それが人生の方程式であるということだけは、覚えておい た方がいい。

13)60歳以降の人生設計を妻と相談。
一緒にいてお互いに楽しいパートナーを目指す。夫婦が再び恋人 同士になれるかどうかは、夫の夢しだい。夫も家事(掃除、洗濯 等)を手伝う。時には厨房に入って妻を喜ばせる。物事は全て終 わり方や後片付けが大切である。

14)妻に逃げられない努力をコツコツ積み上げる。
誕生日や結婚記念日に妻へのささやかなプレゼントをする。お金 のケチ、体のケチ、心のケチ。心のケチは絶対に女性にモテない。 60歳を過ぎるとお金や体や肩書きはなくなっていく。70歳に なると心しか残っていない。その心だけで、女性が喜んで寄って きてくれるような男になれるよう、自分自身の優しさや人間性を磨 き上げていこう。

15)世のため人の為、志や義に生き、しかも、志や義におぼれず。 仕事の本来の意味は、「事に仕える」ことである。だから、定年 になったからといって、仕事をやめる必要はない。これから死ぬ まで「仕える事」を見つけた人が本当に幸せになれるのだと思う。 自分から行動すれば、新しい居場所は自然と出来てくる。

16)我欲を捨てれば、フットワークは軽くなる。
自分のためではなく、世のため人の為に生きる。それまでの地位、 名誉、名前、信用、イメージを引きずっていたのでは、かえって 動きにくい。それらを手放すところから始めた方が、フットワー クは軽くなる。60歳で生き方を変える。志の中身や目的を変え る。晩節を汚すのは、最後まで欲にからめとられている人だとい う気がする。欲、特に私利私欲を捨てれば、失敗はしない。

【坂村真民詩集】

《 ねがい 》

人は終焉に向かって

自分を磨いて

ゆかねばならぬ

たゆまず

おこたらず

あせらず

いそがず

大木朴の如く

【仏語集】

 ものみなうつり変わり、現れてはまた滅びる。生滅にわずらわさ れなくなって、静けさ安らかさは生まれる。(大般涅槃経)

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