2005年7月29日第304号
幸福ニュース

【 れんげ農苑便り(2)】

「田んぼからの学び」

 私のこれまでの稲作経験はタイで3回しかない。日本では勿論初めてであるし、全くの素人である。しかし、だから学ぶことも多い。

 私が子供の頃田んぼに浮き草が浮いているのは当たり前であった。しかし、今殆どの田んぼには浮き草なんて無く、おまけに田んぼの水は澄み切っている。これをれんげ農苑の田んぼと比較して見ると色んなことが分かってくる。

 まず浮き草であるが通常の田んぼに浮き草が無いのは田植え前に除草剤を施すからではないかと思う。また、水が澄んでいるのは田んぼの中の水生生物が少ないからではないだろうか。

 農苑の田んぼは蛙、おけら等の水生生物やミミズ、その他微生物などが活発に動き回りいつも水が濁り、田んぼの中はまるでオーケストラのように賑わっている。

 でも、稲作りは簡単ではない。梅雨の雨が農場から道路を伝って流れ込みたくさんの土砂が入った。そのせいかどうかは分からないが、今は水が流れ込んだ辺りから少しイモチ病のような症状が出ており、毎週竹酢液を散布しているところである。

お寺の職員の田植え体験(6月20日)

「作る喜び、食べる幸せ!」

 先日奥の院に出したトウモロコシが売れ残ったために買って帰り家族で食べた。皮をむきながら幼虫が出てきて家内がギブアップ。私が引き継ぎ4本で5〜6匹の虫が出てきた。どれも虫食いであったが、味はとても甘く美味しかった。

 子供たちに甘いものに虫が集まるのは自然で、虫がいないきれいなものの方が不自然であることを教えた。自分が作った安全な食べ物をたちに食べさせることのできる幸せとその機会を頂いていることに感謝したひと時であった。合掌 (農苑長 平野喜幸)

【坂村真民詩集】

《 名言 》

一点を見つめて

仕事をしていると

こうも名言を吐くように

なるのであろうか

手すきの紙に

墨くろぐろと

まだ若い彼が

書いてよこしたもの

「いい仕事は世の中の逆を

進むことなのでしょうか」

【仏語集】

 仏を信ずる者は、食物をとるにも楽しみのためにせず、身をささえ養って教えを受け、または説く為にしなければならない。

 家に住むにも同じく、身のためにし、虚栄のためにしてはならない。さとりの家に住み、煩悩の賊を防ぎ、誤った考えの風雨を避けるためと、思わなければならない。(大般涅槃経)

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バックナンバー

第298号 離婚した女性

第280号 妻を亡くした夫

第267号 第28回日本内観学会

第265号 内観感想(35才男性)

第263号 語録集

第300号 れんげ農苑便り(1)

第291号 繁栄の法則

第268号 ダライ・ラマ法王様に接して

第266号 46才男性の内観

第264号 若い女性の内観

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