2006年7月28日第358号
幸福ニュース

【成功したい人の夢実現ノート(2)】

     今回は、江口克彦著の『成功したい人の夢実現ノート』(PHP研究所)をご紹介させ て頂きます。華々しい成功から、一転して犯罪者になってしまう人もいますが、何故 なのか、松下幸之助氏の教えを中心に説かれています。本当の成功を目指す人は、是 非ご一読ください。

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17)自分一人の知恵には限りがある。それが人間の真実です。ど れだけ多くの人の知恵を集められるかどうか。その差が、成功の 大きさに直結するということを、優秀な人ほど知っておかなけれ ばなりません。上司は聞き上手になることです。

18)知恵を集めるためには、自分に話してくれたことに感謝し、 褒めることが大切です。その時大事なことは、内容の良し悪しで はなく、自分に話をしてれた、その誠意に感謝し、褒めるという ことです。

19)他人を立てられる人であればあるほど、大きな成功を実現で きるようになるのです。

20)愛嬌も大切です。誰もが側に寄りたくなるような、魅力ある 表情が「愛嬌ある顔」です。そういう人のところに人も仕事も 情報も集まってくるのです。

21)論理が先、情が後。その順序を間違えない人が、会社や組織 において、スムーズに仕事を進めることのできる優れた人材で す。そのためには、感性と論理を橋渡しする「なぜ」を説明で きるかどうか。それが極めて重要なポイントです。

22)「泣いて馬謖を切る」場合でも、冷静に考えて、そっと情を つけるのが、松下幸之助氏のやり方だった。やるべきはやる。 しかし、それだけでなく、そのあと心を添えてあげる。気配り をしてあげる。

23)部下は叱られ方が上手いことが必要です。叱った後で砂をか むような気持ちになる、というのが、上司の本心なのです。具 体的には叱られた後、後日もう一度謝りに行く。「あの件は申 し訳ありませんでした。よくわかりました。」と。あえて部下 の方から“お詫びの念押し”をする。そういう心の広い部下に なってほしいのです。

24)リーダーが絶対に忘れてならないのは、方針を明確にうちだ すということです。方針を明確にしておくと部下が育つのです。 組織全体も活気あふれた集団となります。方針なき集団を烏合 の衆と言います。

25)方針は基本理念(どのような考え方で)、具体的目標、理想 (最終目標)の三つでワンセットです。注意する事は、基本理 念と理想は不動であり、決して変えてはならないということで す。と同時に、具体的目標については臨機応変に扱っていくの です。

26)成功を目指す者が必ず知っておきたいのは、人間とは何と言 っても「心の存在」だということです。人間の心とは非常に微 妙であり、そして変化の幅が大きいのです。心の持ち方次第で、 成功もすれば、自殺から立ち直ったり、失敗もするのです。そ ういう人間の心の動きの「自在性」というものをつかむことが 絶対的な条件です。

27)「人間は尊い存在である。」同じ事をやって、成功するか、 失敗するか、その紙一重をわけるのは、人間観です。人間をど うみるか、どうとらえるか。いかなる分野であれ、いかなる仕 事であれ、いかなる組織であれ、すべての出発点は人間観です。 これは、第一ボタンで、最初掛け違えると、きちんと服を着る ことはできません。人間は偉大な力があるから、その力の発揮 の仕方によっては、善は大きな善になり、悪は大きな悪になる のです。

28)難しい問題にぶつかった時は、小手先の知恵ではなく、天 地自然の理法に従う。「雨が降ったら、傘をさす」そうすれば 濡れないですみます。ところが、傘も差さずに歩き出す人が多 い。当たり前の事を当たり前にやることは意外と難しい。人間 はとかく自分の利害や感情にとらわれて、当たり前の事を忘れ てしまうものです。非常に成功している人と、失敗した人を比 べてみると、そこに理由がある。

29)素直な心とは、本来の正しさに対して素直であるというこ とです。天地自然の理法に対して素直であるということです。 正邪、善悪、裏表の存在を知りながら、なおかつそれにこだわ らない。偏らない。とらわれない。やるべきこと、なすべきこ とをきちんとやり、なすべからざることは絶対にやらない。素 直な心こそ、成功の最高の秘訣です。

30)成功を目指す者は、いかに自分の人間的な魅力を高めてい くか、人徳を高めていくか、ということを大切にしてほしいと 思います。

31)究極の目的には、常に人間の幸せを置いてください。すべ ては、人間の幸せを実現するため、それこそが真の成功を目 指す者の王道なのです。(終)

【坂村真民詩集】

《 生きているからには 》

生きているからには
しょぼしょぼとした
目なんかせず
生き生きとした
魚の目のように
いつも光っていようではないか

生きているからには
くよくよした
泣きごとなんか言わず
春の鳥のように
空に向かって
明るい歌をうたおうではないか

生きているからには
できるだけ世のため人のため
体を使い
あの世へ行った時
後悔しないように
発奮努力しようではないか

【仏語集】

樹木の芯を求めて林に入った者が、枝や葉を得て芯を得たように 思うならば、まことに愚かなことである。ややもすると、人は木 の芯を求めるのが目的でありながら、木の外皮や内皮、または木 の肉を得て芯を得たように思う。(大樹芯喩経)

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バックナンバー

第356号 体に対する内観

第354号 宇宙を味方にする方程式

第352号 小さな世界で一番になる

第350号 日本の教育

第348号 老後の為の内観

第357号 成功したい人の夢実現ノート(1)

第355号 父の御蔭で内観に

第353号 31才男性の内観

第351号 酒、パニック障害、愛

第349号 不倫

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