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2011年06月02日第516号
うつ病とパチンコ

 長かったような短かったような一週間でした。
 一年前に内観を知った時、正直あまり感心がありませんでした。 今回こちらにお世話になろうと決めたのは、自分を変えたいという気持ちになり、知人に紹介してもらい感謝しています。
 内観についてですが、最初の方は、内観(してもらった事、してあげた事、迷惑かけた事)でなく、逆内観(してもらってない 事、して上げたのにお返しがない事、迷惑かけた事を思い出す事 )をしていることを教わりました。
 そして、自分の場合、逆内観を毎日2年間ぐらいしていることに気付き、悲しい気持ちになりました。
 あと、あるがままの事実を受け止める事を今までしてこなかっ た事に気付きました。自分の都合のいいように解釈して生活してきたのに気付きました。大変に恐ろしい事です。
 母について、最初から内観していきました。生まれてからの母について、お世話になった事を思い出すと、切りがない程ありました。
 考えてもみなかった事が沢山あり、オムツの取替えや、食事の支度、洗濯物、清掃と、自分のやりたい事とか沢山あっただろうと思うのに、してくれました。本当に感謝しています。して返した事がないのが本当に悲しかったです。
 小学校に入学してからも、気付いてない事が沢山ありました。 共働きで父さんは単身赴任中でしたので、家に帰ると、母は手作りのドーナッツをよく作ってくれていました。とても美味しかったことを覚えています。
 ケンカして通報された時も、悲しい思いをさせてすまなかったと思います。おそらく謝りに行ってくれてると思います。
 小学校の頃から、母の貯金箱からお金を取っていました。大変な事をしていたと思います。
 妹を叩いたりして泣かせてしまった時も、母親が真剣に僕を叩いてくれた事を逆恨みしてました。ところが、内観すると、僕の為に叩いてくれた事に気付きました。
 中学、高校と進学校に入学できたため、親孝行したつもりの自分がありました。自分の為に、中学校時代は塾の送迎までしてもらい、今思うとありがたいことでした。
 そこでも、自分は有名校に入ったぞと、自分一人で成し得た様に思っていました。その頃の考え方にぞっとしました。
 あげくの果てには、予備校にも行かせてもらい、入った大学も途中でやめてしまいました。母は大変つらかっただろうと思いま した。
 やめたのも自分の勝手な都合だということに気付かされました。 当時、仕送りのお金でパチンコなどしていたのに、学校になじめないからという理由でやめたのは、自分勝手な考えだったと思い知らされました。
 生まれてからの洗濯物1万220枚、食事については2万17 00回、掃除は週に1回してもらったとしても1040回と、膨大な数字になりました。紙に書くことによって、より事実が見えてきたと思いました。大変感謝しています。
 父については、大変な誤解をしていたことに気づきました。単身赴任でいなかったので、あまり世話になった事がないなんて思っていたのですが、沢山ありました。
 その中でも、会社を辞めた時や、パチンコで借金を作った時など、全部父が助けてくれた事に気付きました。また、大きな心配をかけたと思います。感謝しています。
 僕の内観は、今回はあまり深まっていないと思うので、日常的に続けたいと思います。また、頭だけで考えるのではなく、実行しなくては意味がないと感じました。

 最後に先生初め、ご飯を作って頂いた皆さん、お寺の関係者に感謝します。ご飯は量も味も大変おいしかったです。また、機会を作り集中内観をしたいと思います。その時はよろしくお願いします。

坂村真民詩集
心と体
心が生き生きしていると
体も軽い
心が働かず力をなくすると
重い体になる
だからすべては心からくるという
華厳唯心偈を唱えよう
そうすると不思議に
重い体が軽くなる
タンポポの綿毛のように軽くなる
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(注)「華厳唯心偈訳」
心はたくみなる画師の如く
種々の五陰をえがき
一切世界の中に
法として造らざる無し。

心の如く仏も亦しかり
仏の如く衆生も然り
心と仏と及び衆生とは
是の三差別無し。

諸仏は悉(ことごと)く
一切は心より転ずと 了知したまう
若し能く是の如く解らば
彼の人は真の仏を見たてまつらん。

心も亦是の身に非ず
身も亦是の心に非ずして
一切の仏事を作し
自在なること未だ曾て有らず。

若(も)し人もとめて
三世一切の仏を 知らんと欲せば
応当に是の如く観ずべし
心は諸の如来を造ると。

仏語集
私をののしった、私を笑った、私を打ったと思う者には、怨みは鎮まることがない。怨みは怨みによって鎮まらない。怨みを忘れて、はじめて怨みは鎮まる。(法句経)


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