2011年04月08日第510号
家族に対する内観

母についての内観
(1)してもらった事
夜寝る時に毎晩本を読んでくれて、仕事をしているのに眠かっただろうと思った。中学の時には、自転車で5分位の学校へ送り迎えをしてもらった。高校では毎朝言った時間に起こしてくれ、 仕事もあったのに、4時半くらいから弁当を作ってくれた。
(2)お返しした事
何かしてくれても「ありがとう」を言えなかった。
(3)迷惑や心配かけた事
小4の時、不法侵入してガラスを割るという悪いことをした。一緒に謝ってくれて、一週間寒い中ガラスを拾ってくれた。
父についての内観
(1)3年間祖父母や祖母と暮らしたり、2回も海外に行かせてくれた。その他にもさまざまな経験をさせてくれた。幼い時は一緒に山へ行き、昆虫採集をしてくれた。草花や木について、色々と教えてくれた。何かしたい事があると、為になるならと言ってお金をくれた。
(2)お返ししようと思った事はなかった。
(3)色々と経験させてくれて、お金もだいぶかかったし、応援してくれたが、自分は本当に真剣にはやってこなかった。何かしてもらっても、父に対して「ありがとう」を言っていなかった。
祖母についての内観
(1)幼い時から可愛がってもらった。小学校6年から3年間、祖母と祖父に育ててもらった。授業参観など、色々とお世話になった。
(2)農作業の手伝いをした。
(3)祖母は朝5時から畑へ行き、7時ごろ私の朝食の為に家へ戻り、また畑へ行っていた。何かで私が祖母にイライラして強く言ってしまって、祖母はふとんの中で泣いていた。本当にすまなかったと思った。
祖父についての内観
(1)しめ縄の作り方を教えてくれた。牛のいる山に連れていってくれた。賞状をもって帰ると大変喜んでくれた。
(2)農業の手伝い。入院していてよく会いに行った。
(3)よく送り迎えしてもらった。好きな物を沢山買ってもらった。
弟についての内観
(1)赤ちゃんの弟の笑顔はとても癒され、元気が出た。幼い時一緒に寝ていて怖くなく、安心して寝ていた。たくさん遊んでくれて、良い思いでができた。
(2)2番目の弟にはサッカーのシャツを買ってやったことがあるが、 他にして返したことはない。
(3)漫画の『ワンピース」が好きだからと、弟は私に本を買ってきてくれたが、「映画で見たからいらん。」と言って、受け取らなかった。
友達Aについての内観
(1)学校に行く朝に遊びに行かせてくれた。たくさん遊んでくれた。家族が出かけるときに私も誘ってくれた。寒い中待っていてくれて、よく暖かい缶ジュースを買ってくれていた。
(2)野菜を持っていったが、祖母・祖父が作った物で、持って行っただけであった。
(3)借りたものを返さずにずっと持っていた。「遊ぼう」と誘わ れたが、適当な理由を見つけて断っていた。
内観によって、今まで自分は他人からされた嫌な事などばかり数え、他人から受けた感謝すべき沢山のことを当たり前のように思い、数えていなかった。
今までの自分は周りの人を傷つけてきたと分かり、本当に愛されていたのだと気付いた。嫌な人と思っていた人でも、本当に色々お世話になっていた。
一週間内観し、心が軽くなった気がする。これからも続けようと思います。
食事は欲張って大盛りにしてもらいました。とてもおいしかったです。ありがとうございました。
坂村真民詩集
足の裏の美
わたしに足の裏の美しさを
知らせてくれたのは
仏陀世尊であった
わたしは仏陀の足に
額を当てて
いのちの交流を乞うた
仏語集
賢い人とは常に感謝の気持ちを持ち、直接自分に親切にしてくれた人だけではなく、全ての人に対して思いやりを持つ事によって、感謝の気持ちを表そうとする人である。(雑宝蔵経)
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