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2011年01月15日第502号
家族についての内観

 母親について何故2度調べる時間があるのか疑問であったが、生まれる前から一番世話になっていることが多いのが解った。一度目は楽しかったことが出てきたが、2度目は心配をかけたことの方が多く思いだされた。
 しかも、年を重ねるにつれ、して返すことが増える所か、ますます迷惑をかけていた事に気がついた。生んでくれた事、育ててくれた事に感謝するのではなく、他人の家と比較する様な事を言ったことも思い出されます。
 父親についてはキャッチボールをしてくれたこと、遊びに連れて行ってくれたことを思い出します。その反面、家族を養うこと、その責任、大変さを社会に出て家庭を持つことで初めて気がつきました。そういった一面を知らず、一人前になったつもりで好き勝手していた自分を改めて恥ずかしく思いました。
 これから両親には孫の顔を見せ、楽をしてもらいたいので、まず、私が地に足をつけ、通い合うことで安心させ、養っていくつもりで生きていきます。
 妻には家のことは任せっきりで、忙しいと逃げておりました。そのことがどれだけ妻を苦しめていたか考えもしませんでした。 出産をひかえた時、とても不安であったと思います。おおらかな性格に甘え、さびしい思いもさせました。
 今後子供の事などさらに問題は増すばかりです。休みを取ってでも先延ばしせず、向き合い、頼れる夫になりたいと思います。
 嘘と盗みについては、今まで身の周りの人、関係の無い人々に、保身や私欲のために、後悔できないほどの迷惑をかけていました。自分の罪を隠すために、さらに嘘をつくことで、自分自身に嘘をついていました。物心ついた頃から駄目なことと教えられてきたことにもかかわらず、大人になっても犯してしまいます。
 やはり、自分の弱さ、感謝の心を持っていなかった為に、己に負けておりました。人間として事実を素直に受け入れ、弱さを認め、逆に、何かを与えることが出来る人間になります。
 Aさんには我が子のように可愛がってもらいました。食事、仕事、身の周りの物など、親身になって心配してくれました。人生の為にと様々な方々を紹介してもらい、商売のお客様につながったこともありました。今は細々と暮らしているので、お土産を持って昔の話をしながら、一杯つきあっていきたいです。
 祖母は、私が初孫でもあり、忙しいなか大変お世話になりました。田んぼや近所回りにもつきまとい、どれほど足手まといであったかわかりません。いつでもニコニコと話のわからない話を聞いてくれました。何も返せないまま亡くなってしまいましたが、祖母のやさしさを忘れず、他人にやさしい人間になります。
 Bさんには仕事の楽しさを学びました。利益ばかり求めるのではなく、お客様と共に繁栄していくことを心掛けていたと思います。一緒に仕事をしていくなかで、いろいろな人と出会うことができました。それは財産と思います。
 妹には、両親の近くに住んでもらっているだけで、安心し感謝してます。妻とも連絡取り合い、仲良くしてもらって助かります。子供のことで心労も多く、体調をくずしがちなので、家に来ることで少しでも気分転換してもらえれば嬉しいです。
 妻の両親には現在かなりの経済的援助を受けております。一軒家を借り、車を使わせてもらい、果物。おかず、ベビー用品も頂きました。
 私が家にいないので、孫の面倒も見ると言ってくれてます。義父の体調が不安なので、仕事を手伝える環境に変えていこうと考 えています。それが、義母へのお返しにもなるのではと思います。これからは、もう少し楽な気持ちで暮らしてもらえる様に、私自身が変わっていきます。

内観で気付いたことをどう形として返していくかが、これからの人生だと思います。

坂村真民詩集
手のひらと足のうら
利他行に
あけくれたひとの
手のひらの
うつくしさよ
きよさよ
あたたかさよ

下坐行に
あけくれたひとの
足のうらの
こうごうしさよ
ひかりよ
ありがたさよ

仏語集
わたしをののしった、わたしを笑った、わたしを打ったと思う者には、怨みは鎮まることがない。怨みは怨みによって鎮まらな い。怨みを忘れて、はじめて怨みは鎮まる。(法句経)


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