2010年05月20日第480号
心を軽くする言葉(1)
今回は小林正観先生の『心を軽くする言葉』を紹介いたします。 皆さんも是非読まれて、喜びと楽しみの人生を過ごされて下さい。
心を軽くする言葉(1)
(小林正観著、イースト・プレス)

(1)「私の人生や運命は、自分以外の何者かがつくった」という考え方を、「自分の人生は自分が設計図を描き、シナリオを書いた」という考えに変えれば、五戒(不平不満、愚痴、悪口、泣き言、文句)は出てこなくなる。
(2)不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句の五戒は口にしないこと。全てを前向きに受け止め、困難に陥っても、希望や展望を失わないことが大事。
(3)目の前に起きている事が宇宙の一部であること、悲劇や不幸があるわけでなく、現象は中立であることがわかると、恨まないようになる。怒りや憎しみなど敵意を持っている間は、社会は 味方になってくれない。
(4)「幸せ」は目の前にある「日常」であり、それを「幸せ」と”感じる”心があるかどうか。事実や現象は何も変わっていない。「見方が変われば自分が変わる。見方が変われば世界が変わる。」中立の事実や現象も「幸せ」眼鏡で見れば、すべて「幸せ」に見えます。
(5)「幸せ」は、つかむものでも、なるものでもない。「幸せ」とは「感じる」ものである。「幸せ」は感じた人にのみ、そこに存在する。「何もない、普通の生活」が最も「幸せ」なのであり、「幸せ」という現象を求めている間は、「幸せ」を感じることはできない。
(6)人間は「各種の”良心”に支えられたベッド」の上に「悪しき感情と言う名の石」を載せているらしい。人格を磨くということは、それらの石を取り除くことかもしれない。
悪い石は重いものから言うと、殺傷、攻撃、敵対、ケンカ、呪う、恨む、憎む、威張る、怒鳴る、怒り、イライラ、文句、悪口、泣き言、愚痴、不平不満、ひがむ、くさる、すねる、です。
いいスプリングは、明るさ、やさしさ、温かさ、自分への厳しさ、素直さ、奥深さ、謙虚さ、感謝の心の8種類です。
(7)人間の悩み、苦しみ、煩悩というものは、自分の「思い」を「実現させたい」と執着するところから始まっている。人間は「思い」がなくなった瞬間に、悩み、苦しみ、煩悩がなくなる。「思い」に引きずられるのではなく、ただ「人から喜ばれる」ことに徹するだけでもいい。
(8)人は自分の人生を自分の思いでつくれると思っているがゆえに、悩み苦しむ。人生は自分の思い以外の、神仏やまわりの人々のおかげで成り立っている。
(9)エネルギーはダム湖のように上に貯まっている。水が流れ込んでこないのは、「我欲」「執着」「こだわり」の三つのゴミが止めているから。取り去る為には、精神的な掃除ではなく、本当の掃除(トイレなど)をすること。
(10)ストレスは「思い通りにならないこと」から始まる。「思いを持たない」とストレスは生じない。
(11)「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。」「おぼれたくない。 泳ぎたい」と思っていると、なかなか浮かばず、沈んでしまう。 けれども、全身の力を抜き、「もう好きにしてくれ」と流れに身を任せた瞬間に浮かぶこともある。
(12)どんな出来事にも、プラスに見えるところと、マイナスに見えることろが同居している。プラス面を評価するようになり、ものや人の見方が変わると、多くの人が笑顔で近づいてくるようになり、「奇跡」がたくさん起こる。
(13)もともと現象はゼロ。否定的にとらえたがゆえにマイナス現象に見えているだけで、プラスにとらえ直して見たらおもしろい。すべての現象は自分の見方、受け止め方で決まる。
(14)「ありがとう」を年令X1万回言うと、いろいろな奇跡が 起きる。1万回ごとに、考えもしなかった、いい現象が勝手に起きるらしい。でも、途中で五戒(不平不満、愚痴、悪口、泣き言、文句)を言うとゼロにリセットされてしまう。ただし、10秒以内に取り消すとゼロにならない。五戒を言ったことより、気付かない事のほうが問題らしい。
(15)貧乏神と福の神は、本来は同じ神様。自分のためにお金を使うのが貧乏神。他人のためにお金を使うのが福の神。決めるのは、お金を使う私。神様は、「お金はみんなのもの」と思って、「みんなに喜ばれるような使い方をしたい」と願っている人に好きなだけお金をくれるようです。
(16)自分が「たいしたものだ」と思っているのに、さほどの評価を得られないと、人は落ち込む。自分が「たいしたものじゃない」「ろくなものじゃない」「ちゃんとしたものじゃない」と思えたら、楽に生きることができる。すべては、神仏はじめ、周りの全てのおかげさま。
(17)人間が成長してくると、知らぬ間に心の中に「自己顕示欲」「復讐心」「嫉妬」が芽吹く。自分が謙虚な時は芽吹いてこないが、人から高い評価を受けるようになると出てくる。すごい実力を持っているのだったら、ただ黙って実行することで人に証明すれば、誰もが認めてくれる。(続く)
坂村真民詩集
体温
わたしが世尊のみおしえに
こうもこころをひかれるのは
血につながっているような
あのなんともいえない
体温を感ずるからである
熱くもない
冷たくもない
愛のあたたかさが
体にしみこんできて
胸にあふれてきて
ただただこのわたしを
生かしてくださる
ほのぼのとしたありがたい
体温をおぼゆるからである
仏語集
人ははからいから、すべてのものに執着する。富に執着し、財に執着し、名に執着し、命に執着する。有無、善悪、正邪、すべてのものにとらわれて迷いを重ね、苦しみと悩みとを招く。(蛇喩経)
正しいことさえ執着すべきではなく、捨て離れなければならない。まして、正しくないことは、なおさら捨てなければならない。(りょうが経)
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