2015年02月05日幸福ニュース第639号
「太陽で気付いたすごい事」
一日目、部屋に入って屏風がすぐ目に入った。中を見ると座布団が二つ置いてあった。ここで、内観と言うものをするのかと思った。
説明が終わって部屋に戻って、さっそく内観を始めてみた。
最初の内容は、小学校低学年の時の母に対する自分を調べるというものだった。してもらった事と迷惑をかけた事はすぐに思いついたのだが、して返した事が思い浮かばなかった。
その次の時期も、してもらった事と迷惑をかけた事しか出てこなかった。
その日、面接は終わりだったので、寝ることにした。しかし、なかなか眠れなかったので、母に対する内観をしていた。
現在の自分まで来た時に、して返した事が一つもなかった事に気がついた。なんだか悔しいような悲しいようなよく分からない感情がこみ上げてきた。
二日目、午前中は前日夜に内観していた所を、またやるのは面倒だと思って、なかなか集中ができなかった。
あと、前日の間に、内観とは親に感謝するように勧めているのだと勘違いしてしまっていた。
午後になってテープを聴いて、勘違いに気付いてから、また内観に集中した。
次は、生まれてから今迄の父に対する自分を年代順に調べるといった内容だった。
三日目、父に対する自分を調べる時には、自分を育てるための費用も計算した。午前中にできあがって計算してみると、なんと三千万円という数字になっていた。
それだけでも大きなしてもらった事になるのに、他にも沢山してもらった事や迷惑をかけた事、心配させた事があった。しかし、内観に来る前から分かっていたので、あまり感情は動かなかった。
次は、生まれてから今までの嘘と盗みを年代順に調べるという内容だった。
四日目嘘と盗みについて午後まで調べた。もともと嘘や盗みは嫌いだったので、あまり出てこないと思っていたが、調べれば調べるほど沢山出てきた。特に盗みの方で、相手の時間を盗むという行動が多かった。
午後からは、もう一度母に対する自分を調べた。幼稚園の頃の事を一回目より鮮明に思い出すことが出来た。
五日目、午前中は二度目の母に対する自分を調べた。親に感謝しようと思うようにはなったが、来る前とあまり心境は変わらなかった。
六日目、午前中に二度目の父への内観が終わり、次からは自由に調べてもよいという内容だった。
周りの人を何人か調べてもあまり効果がないように思ったので、次は物に対して内観してみた。
この日の最後の面接で、あと面接3回だけという事を知り、少しほっとした自分がいた。
七日目、この日が最終日だった。面接三回の内、第一回目はトイレに対する自分を調べてみた。
トイレは汚いイメージがあるが、トイレ自体は汚いと思われることはしておらず、トイレを汚しているのは、自分たち人間の方だと気付いた。
そうすると、自分は今までトイレに対して、なんて失礼な事を思っていたんだろうと思った。その時やっと、ちゃんとした内観が出来た気がした。
二回目に選んだのは太陽だった。よく考えてみると、太陽には沢山してもらた事があった。そして、太陽は今まであって、当たり前のように思っていた。太陽があったからこそ、生き物が生まれて生きることが出来ているから、太陽は親みたいな存在だと思った。
その時、「はっとした。今まで、『親も居て当たり前』と思っていたと、気付いた。」
その瞬間、親が居るありがたさ、周囲の人、物に対するありがたさがあふれ出てきた。初めて生きている喜びを味わったと思う。
三回目は、自分の足について内観し、これもすごく感謝できた。ちゃんとした足があるだけで、ものすごく幸せな気分になれた。
七日間を通して思った事は、最終日に感じたありがたいという事が一番です。これからの人生がすごく楽しみです。ありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*心の温泉でリフレッシュ! 人生が楽しくなる内観!!!
パリ大学の心理学部長も来られた『内観セラピー』で人生をリフレッシュ、悩み解決!集中内観、Eメール内観、一日内観があります。詳しくは下記!
*にこにこ和尚のお話
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【坂村真民詩集】
「 朝に夕に 」
守られている
ありがたさよ
生かされている
うれしさよ
朝に夕に
手を合わせよう
感謝のまことを
ささげよう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【名 言 集】
賢い人とは、常に感謝の気持ちを持ち、直接自分に親切にしてくれた人だけではなく、全ての人に対して思いやりを持つことによって、感謝の気持ちを表そうとする人である。(パーリ、増支部)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*野球日本代表監督小久保裕紀氏と内観
*あなたも感動の涙があふれます!
台湾・香港で中国語版も発売!
『お母さんにしてもらったことは何ですか?』(日本語版)
(サンマーク出版、大山真弘著、1500円)
----------------------------------------------------------
*立春(旧正月)には、新しいことを一つ始めたり、一つやめたりしてみましょう。(にこにこ和尚)
----------------------------------------------------------
幸福ニュースを定期購読されたい方は、下記の登録フォームからお申し込み下さい。
費用は無料です。毎月3回、Eメールにて幸福ニュースが自動配信されます。
メールマガジン登録
Eメールアドレス(半角英数字)
メールマガジン解除
Eメールアドレス(半角英数字)